News & Blogコラム

税務調査時にEXCELデータ提供って必要?

所長の村井です。

2月になりました。

普段なら確定申告モードに突入するのですが、今年はそうではありません。

皆様のお嫌いな(好きな方はいないと思います)税務調査の立ち合いです(泣)

しかもこの2月に5日間も・・・

もう泣くしかありません。

ただでさえインボイス制度のおかげで手間取られているのにたまったものではありません。

こうして私が税務調査の最中にブログを書いているとも知らずに、調査官の皆さんは涼しい顔で帳簿を指をなめなめ閲覧されております。


最近は、少し規模の大きい(取引の多い)企業に対しては当たり前のようにEXCEL(CSV)データを用意しておいてほしいと言われます。

でも弊社クライアントの中で、電子帳簿保存法の適用を受けている企業はほとんどありません。

つまり、提供は紙で問題ないのです。

一応、断っても調査に不利益はないことは指針で書かれています。(不利益を被るようなことがあれば税務署に文句を言えます)


しかし調査官の依頼を断るほど怖いものはありません。

表面的には、「では、結構です」なんて引き下がってくれたとしても、腹の中で「畜生、データで調べる方が楽なのに・・・、なにか隠し事でもしてるのか?徹底的に調べてやる!」って思われそうで怖いのが正直な気持ちです。

提供したが最後、手慣れた方であれば、サッササッサと表を集計し、分析しやすいように加工してしまいます。

その様子は流石という感じです。

特に国税局にいた方は、その手の操作に慣れておられる方が多いですね。

まぁ最悪、会社のPCを1台用意して「このPC上で臨場中に操作する分には構いませんが、持ち帰りは止めてください」というところに落とすのも方法の一つです。

署に持ち帰ったデータについては、削除証明も、本件調査以外に使用しない旨の証明も何もくれませんからね。


それでも互いに円滑に税務調査が終わるに越したことはありません。

ケースバイケースですが、皆様もデータ提供はくれぐれも慎重に。

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